企業型確定拠出年金(企業DC)ってなに!?退職目前で始まった…!

お金

退職も近づいてきた2025年3月。
のびのびと仕事に取り組んでいた私のもとに、会社からあるお知らせが届きました。

「企業型確定拠出年金(企業DC)、4月から始めます。」

んーーーー?なんか始まぞ。この退職目前のタイミングで……(笑)。
当時は正直、「いまいちよく分からないし、なんだか面倒くさそうだなぁ……」というのが本音でした。

しかし、自分のこととして改めて調べてみると、これがなかなかに有用な制度だったのです。

企業型確定拠出年金(企業DC)ってなに!?

企業型確定拠出年金(企業DC)をシンプルに言うと、「会社が毎月お金を出してくれて、そのお金をベースに『自分で年金』をつくる制度」です。

「会社がお金(掛金)を毎月出すから、そのお金は各個人で自由に運用してね〜」という仕組みですね。

会社が毎月決まった額を、個人の口座(信託銀行など)に積み立ててくれます。私たちは、そのお金を使って投資信託などの商品を選び、自分自身で運用(投資)を行っていきます。

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普通の退職金と何が違う?

これまでの一般的な退職金制度との大きな違いは、「将来もらえる金額が、自分の運用の結果次第で変わる」という点です。

制度もらえる額の決まり方受け取りのタイミング
従来の退職金会社の規定(勤続年数など)で一律で決まっている退職時に支払われる
企業DC会社の掛金+自分の運用成果で決まる原則、60歳まで引き出せない

企業DCの3大メリット(ここが美味しい!)

「自分で運用するなんて難しそう……」と思うかもしれませんが、企業DCには国が用意した強力な3つの「税金の優遇」があります。これがあるからこそ、普通に銀行に貯金するよりも圧倒的にお得になります。

1.運用で増えた利益に税金がかからない!
通常、投資で儲けた利益には約20%の税金が引かれてしまいますが、企業DCなら「運用益は非課税」です。本来引かれるはずの税金がかからないため、運用益をそのまま次の運用(再投資)に回せます。そのため、お金が雪だるま式に増えやすくなる(複利効果)のが大きな強みです。

2.受け取るときも税金が優遇される!
将来、60歳以降にお金を受け取るときも、「退職所得控除」や「公的年金等控除」という大きな減税枠が使えます。

3.給料からプラスした分は税金が安くなる!(※マッチング拠出がある場合)
もし会社に「マッチング拠出(会社のお金に、自分のお金を上乗せして積み立てる仕組み)」があれば、自分が 出した金額の分だけ、毎年の所得税や住民税が安くなります。

注意しておきたいデメリット・注意点

良いことばかりに見える企業DCですが、絶対に知っておくべき注意点も多々あります。

原則60歳まで引き出せない
これは「老後のための年金」という目的の制度です。そのため、結婚や住宅購入などで急にお金が必要になっても、60歳になるまで原則として下ろせません。

将来の額は「自己責任」
将来いくら受け取れるかは、すべて自分の運用次第です。元本を減らしたくない人は、定期預金のような「元本確保型」を選ぶこともできますが、今の時代はほとんど増えません。

受け取るときに税金がかかるケースもある
「運用益が非課税」と聞くと、完全に税金ゼロでお金がもらえる気がしますよね。でも実は、「運用している間は税金を後回しにしてあげるから、最後にもらう時にまとめて計算しようね」というルールなんです。
💡 会社の退職金や国の年金と合わせた合計額が、国の決めた枠(控除枠)を超えると、しっかり所得税がかかります。「どう受け取るのが一番税金が安いか」を最後に自分で考える必要があります。

もらうときの手続きが面倒(完全自己責任)
会社の退職金とは違い、待っていてもお金は振り込まれません。60歳を過ぎたら、自分で管理会社に書類を請求し、もらい方を指定して手続きをする必要があります。放置するとずっとそのままになってしまうので注意が必要です。

結局、お得なの?

最後に税金がかかるなら意味ないじゃん!」と思われがちですが、総合的に見れば普通に税金を払って投資するよりも、トータルの税金は圧倒的に安くなるケースがほとんどです。
やはり、「運用中に税金が1円も引かれないこと」と、「受け取り時に最強の減税枠が使えること」のメリットが勝るからです。

退職したら私の企業DCはどうなる?(続く・・・)

ここまで企業DCの詳細をまとめましたが、じゃあ、退職する私はどうするの?というのが問題です。

退職まで残り数ヶ月。
退職後にすぐに働きに出るかどうかもわからない状態。
私はどうすればいい・・・?

長くなりましたので、次の記事で「退職したらこのお金はどうなるのか?」「私は企業DCとどう向き合うか?」を詳しく書いていきます。

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